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ポーセリンアーティスト花島悦子の公式ホームページへようこそ

ポーセリンアートとは白磁器に手描きで絵付を行い、窯で焼き付けて作品として仕上げるアートです。一般的にポーセリンペインティング(磁器上絵付)と呼ばれている工芸の一つの分野です。印刷された転写紙を張り付けて焼成する”ポーセラーツ””と似ていますが『原則としてすべて手描きで絵付けする』という点が異なります。

1990年代、一人息子が幼稚園に上がり、少し自分の時間が持てるようになったころ、軽い気持ちで始めたポーセリンペインティングでしたが、ここまで深くのめりこむとは当時、想像もしていませんでした。

2002年に米国ロスアンジェルスで開かれた絵付けの国際大会に初参加し、思いがけず銀賞を頂きました。そこで目にしたダイナミックでゴージャスな絵付けの手法に強い衝撃を受け、以来アートとしてのポーセリンペインティングに完全に魅了されるようになりました。日本ではポーセリンペインティングは『食器の絵付』という考え方が主流でありましたが、私の中では『白磁にアートする』という感覚に完全に置き換わってしまいました。

その後、日本で受講できる様々な手法の絵付けを貪欲に学び、子供の手が離れるにつれて、海外のスクールやセミナーにも参加するようになりました。様々な絵付分野の海外の先生を日本に招聘してセミナーを開催し、友人や生徒さんたちと共に多様な技術を学ぶようにもなりました。同時に海外の絵付大会に積極的に出品し、数多くの賞を受賞いたしました。オファーを受けて、ゲストアーティストとして海外の絵付大会に参加させていただくようにもなり、そのようなご縁から、海外の絵付クラブのセミナーの講師としてのオファーも受けるようにもなりました。この間、2011年と2014年に日貿出版社から2冊の本を出版させていただきました。これらのことを日本で教室を持ちながら、主婦業と同時並行的に行っていましたので、この10年間は速足で綱渡りし続けているような、危ういバランスを必死で保つような日々でした。

こうして、絵付けを始めてからひたすら前のめりに走り続けてきた私でしたが、転機は突然訪れました。2016年2月、既にレギュラー講師として毎年招聘されるようになっていた米国の世界最大の絵付スクール『GA Seminar by the Sea』で教えている最中、それまで感じたことの無いしみじみとしたホームシックにかかりました。競争の激しい米国社会。スクールでのレギュラー講師としての地位は、スクールのオーナーが毎年、世界中から探してくる新人講師に常に脅かされ、そこを勝ち抜くために、だれにも負けない講師としてのパーフォーマンスを毎回、最大限に発揮していかなければならない厳しい現実。家族と離れ、セミナースタジオとして私にあてがわれた美しい海辺の貸別荘のリビングで、たった一人で大西洋のおだやかな波を眺めながら、休日にもかかわらず明日からのセミナーの準備をしているうちに何とも言えない虚しさ、寂しさがこみ上げてきました。その場にいるという事は、米国のトップの絵付アーティスト達と同じ土俵にたどり着くことができた証であり、私自身の夢を実現させた極みであったにもかかわらず。突然、神の啓示を受けたように『もうこれで良し。』という気持になったのでした。既に2017年、2018年のオファーも受けていたのですが、全てお断りし、ここで一旦、海外転戦生活に区切りをつける決心をしました。

2016年は私にとって大きな転換点であったことは確かです。暮れには、25年暮らした埼玉県春日部市から東京都足立区に引っ越しました。その前後、息子の結婚、相次いで誕生した二人の孫。いつも私の夢を応援してサポートしてくれた両親も年齢を重ね、私は一家の主婦として、妻として娘として親として祖母として(!)、多くの時間を家族のために費やすことになりました。それは同時に、私の夢の実現を黙って応援してくれた夫をはじめとする家族への恩返しでもありました。

長年教えていた軽井沢や高崎の教室も、幸い多くの生徒さんが、巣立ちのレベルに達したこともあり、2017年をもって終了させていただきました。引っ越しを機に多くの自宅教室の生徒さん達にも巣立っていただきました。

こうしてやっと少し余裕らしき時間を持てるようになったことを機に、JPAC(Japan Porcelain Artist's Club)の大役を引き受ける決心も付き、2018年の9月に会長に就任いたしました。

気が付けば、還暦まであと数年となりました。今、振り返ると私は、体力と環境と運に恵まれて、絵付(ポーセリンペインティング)の世界において自分の夢を実現し、誰もが見ることができるわけではない世界を覗くことができたと感じます。私はその経験を世の中に正しい形でフィードバックしつつ、今度は若きポーセリンアーティストたちの夢を応援し、自分自身も新たなる高みを目指して日々精進してゆくことがこれからの務めであると思っています。

 

 

2019年4月 花島悦子

『GA Seminars by the Sea』のおひざ元、夕暮れのタイビーアイランドの灯台。

スクールの休日、唯一の観光は海辺の散歩。

穏やかな大西洋の砂丘にて。

ミシガンセミナーではメアリーの家にホームステイ

極寒のシカゴセミナーの休日

2014年のIPAT大会ではゲストアーティストとして

世界のトップアーティスト達と肩を並べた。

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