2024年4月19日‐20日、東京の”アルカディア市ヶ谷”にて『JPAC国際エキシビション2024』が開催されました。コロナ禍以来、初めて海外からの会員も参加できるJPACエキシビションという事で、多くの会員が当日を楽しみにしていました。
過去のJPAC国際エキシビションにおいては、私はボードメンバーと言う立場で参加していたので、裏方として駆け回るばかりで、じっくりと行事を楽しむ余裕はありませんでした。しかし今回は初めての一般会員としての参加です。ずっとやりたかった「ブースの出店」を申し込み、わくわくしながら当日を迎えることになりました。
ブースで何を販売するかは、直前までいろいろ迷いましたが、とりあえず私のお薦めの筆や本、以前米国で購入したアクセサリー向けの白磁、スタディなどを中心に、来場者が喜んでくれそうなものをスーツケースに詰め込んで、会場へ発送すべくコンビニに持っていきました。海外の絵付大会への参加とは異なり、飛行機の重量制限は無いと安心して、一旦は好き放題詰め込んだのですが、国内発送でも30㎏という重さ制限はあり、結局一部は手荷物として持っていくことになりました。💦
ブースの準備があるので当日は早めに会場に到着しました。お店を広げる間もなく、作品の出展準備でやってきた旧知の会員や友人が次から次に私のブースに立寄ってくれて、久しぶりのおしゃべりに花が咲きました。コンペ作品の審査があるので一旦は会場が閉鎖されましたが、それが終わり正式に開場となると、大勢の一般の方も入場し、会場は一気に花が咲いたようなにぎやかな雰囲気に包まれました。嬉しい事に多くの方が私のブースに立ち寄り、声をかけてくれ、販売している物にも興味を持ってくれました。特に、アクセサリー用の白磁は、購入しやすい価格設定にしたせいか、どんどん売れて最終的には完売する事ができました。J.P.P.A.やPAマスタークラブの方々も大勢いらしてくれて、とても嬉しかったです。もうクラブ毎に垣根を作ったり、張り合ったりする時代は終わったのだと実感できて、感慨深かったです。
隣のブースは旧知のRちゃんでした。お互い家族の事情があり、最近はなかなか会う事がかなわない状況でしたが、テーブルを並べながら、近況を話し合い、共感する事が多かったです。JPAC創立メンバー達とも久しぶりに会って、お互い気楽な立場になってエキシビションを楽しめる身分になった事を喜び合うと同時に、昔の事を思い出して感傷的になったり、とても心に染みる再会のひと時でした。
初日終了後に行われた懇親会にも参加しました。IPATの現会長であり、JPACの旧メンバーでもある香港のコリンナさんやタヒチのYaneさんなど、大勢の海外からの参加者や広島など遠方からの方々も懇親会にも参加してくれました。コンペ受賞者の表彰、中国楽器の演奏や、くじ引きなど、盛り上がるプログラムが組まれて本当に楽しいひと時でした。
最終日にはデモンストレーションも行いました。大勢の方が気軽に参加して下さり、技法をシェアできたことはお互いに有意義な時間であったと確信いたします。
今回、すべてにおいて現ボードメンバーの活躍ぶりは本当に頼もしく、人生の一時をJPACのために費やした自分を心から誇りに思う気持ちになれました。皆さんに心から感謝致します。次回の『JPAC国際エキシビション2026』が、もう楽しみになってきました。
*写真はブースで販売したスタディと作品見本。

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