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© 2019 by Etsuko Hanajima

IPAT生涯会員

2019年の11月、米国に本拠を置く国際的な絵付け団体、IPAT(アイパットInternational Porcelain Artist & Teacher Inc.)から、私がLifetime member(生涯会員)に処遇された旨の手紙が届きました。生涯会員とは、生きている限り、毎年、意思を示せば無償で会員としての権利を受けることができるという大変名誉な待遇であります。その知らせは何の前触れも無く唐突に届き、本当に驚きました。この生涯会員の名誉を受けられるのは存命中の歴代の米国人プレジデント達と日本にIPATを紹介し、長年IPATに貢献し、数年前に絵付けの世界から引退された奥村由美子氏そして私、花島悦子がその末席に加わらせていただいたのです。

確かに私は数年前まで10年間近くIPATの役員(資格審査委員と日本代表)を務め、ほとんど誰にも評価されない裏方のボランティア仕事に従事していたことを思い出しました。しかしここ数年は、家庭の事情もありIPATと関わる時間は減少していたので今更ながらの名誉に大変驚くと同時に何とも言えない静かな喜びと感謝の気持ちに心が満たされてきました。

15年ほど前の事だったと思いますが、最初にIPATの役員を引き受けたいきさつは、正直、その役職の名誉に目がくらんだのです。当時、まだ絵付け界においてそれほどの実績が無い私にたまたま声がかかって、いっきに名をあげられるかもしれないそのチャンスに飛びついたのです。若輩者の私が名誉な役職を受けたことで、一時期、反対勢力から袋叩きに近い扱いを受けたこともありましたが、一生懸命まじめに仕事をすることで、その人たちにわかってもらうしかない、と心を決めて頑張りました。しかし、実際の仕事は想像以上のあまりに雑多なボランティア仕事であり、当然、引き受けたからには簡単に投げ出すこともできず、追い詰められて、信頼できるスピリチュアルな人に相談したこともありました。つまり「アーティストとして作品制作をする時間を奪うボランティア仕事などはもう全部やめて、私は作品制作に専念するべきなのではないか。」という相談です。私としてはスピリチュアルな人に「作品制作に専念しボランティア仕事はやめた方が良い。」と言ってもらい、背中を押してもらえれば何か理由を見つけてお役は誰かに代わってもらい楽になれるのだと期待したのです。しかし、スピリチュアルな人はこう言いました。「あ、今メッセージが来た。あなたはボランティア仕事をつづけた方が良い。それは自分のためでもあるから。」それを聞いたときには思わずため息がでましたが、アドバイスはそれなりに腑に落ちて、腹が決まりました。若輩者のくせに抵抗勢力を押しのけて背伸びしてつかんだチャンスなのだから、つらいことがあっても当然のことだったのです。その後、長年にわたる役職を頑張りぬいたことで、IPATや周囲の信頼を得ることができ、人脈を得て、更なるチャンスにも繋がりました。それだけで十分報われたと思っていたので、こうして何年もたってからIPATから評価して頂いたのは望外の幸せと感じたのでした。

私が、作品制作や教えたりする仕事の合間を縫って絵付け関係のボランティアもする理由は、最初は不純な動機でしたが、今は心から自分はそうするべきであると思っています。『多くの人から受けた恩をその人達に返せなければ世間に返すしかないでしょう。』これが原点にある思いです。

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